8月15日、氷川町公民館内の福祉避難所を再び訪問し、避難生活を送る高齢者の皆さまへ、こころとからだのケアを届けました。
今回の活動
- 訪問地域・施設:氷川町/福祉避難所1施設
- 訪問回数:2回目
- ケアを届けた人数:延べ23名
- 実施したケア:泡足浴、口腔ケア、耳つぼマッサージ、フットケア、フットエステ、軽運動
- 専門的な支援への橋渡し:5件
今回は、前回の訪問で把握した状態や課題も踏まえながら、一人ひとりに声をかけ、足や口腔内の状態、日常生活での困りごとなどを確認しました。
泡足浴やフットケアなどの清潔ケアに加え、避難生活による運動不足や血栓の予防を意識した軽運動も実施しました。また、継続的な経過確認や、医療・介護などの専門的な対応が必要と考えられる5件について、関係者と情報を共有し、必要な支援への橋渡しを行いました。
現場で見えてきた課題
今回の訪問では、避難生活の長期化に伴い、運動不足だけでなく、食事・移動・排泄といった日常生活を支える見守りや介助の必要性が高まっていることが分かりました。
【運動する場所や方法が分からない】
血栓予防のために体を動かすよう促されていても、高齢者からは「どこで、どのような運動をすればよいか分からない」という声が聞かれました。
避難所では午前・午後にラジオ体操が行われていますが、それ以外に体を動かす機会は少なく、避難生活による運動不足や体力低下が心配されます。
【食事・移動・排泄へのサポート不足】
食事を受け取りに行く際にふらつきがみられ、移動に付き添いが必要な方がいらっしゃいました。
また、食べ物が硬いため食べることを諦めてしまう方や、食べやすい大きさに切るなどの介助が必要な方も確認されました。限られた支援体制のなかでは、食事中の見守りや個別の介助まで十分に行うことが難しい状況があります。
ご家族が不在の際、トイレに行きたくてもスタッフを呼ぶ手段がなく、困っている方もいらっしゃいました。今回は私たちが安全を確認しながら車椅子への移乗をお手伝いし、トイレまでの誘導を行いました。
【必要な物資を「自分から取りに行けない」】
前回に続き、高齢女性用の肌着が不足していることも確認しました。物資が避難所に届いていても、物資コーナーに置かれているだけでは、自分から「欲しい」と言い出せない方や、一人で取りに行くことが難しい方もいます。
実際に、「一緒についてきてほしい」と相談される場面もありました。物資を届けるだけでなく、必要な方を把握し、一人ひとりに声をかけて手渡す支援も必要です。
【清潔を保つことの難しさ】
シャワー支援は始まっていますが、利用できるのは週1~2回程度です。特に夏場は、清潔な状態を保つことが難しくなります。
高齢者のなかには、足先まで十分に洗うことが難しく、シャワー後も足指の間に汚れやにおいが残っている方がいらっしゃいました。日常的な清潔ケアを補う、継続的な支援が必要です。
今後の取り組み
今後も関係機関と情報を共有しながら、継続的な訪問ケアに取り組みます。
フットケアや口腔ケアだけでなく、高齢者が無理なく取り組める運動の提案、食事・移動・排泄に関する困りごとの把握、必要な物資を受け取るためのサポートなど、一人ひとりの生活に寄り添った支援を続けていきます。
また、私たちだけでは対応できない課題については、医療・介護の専門職や行政、避難所運営スタッフと共有し、必要な支援につなげていきます。
皆さまからお寄せいただく支援金は、ケア用品・衛生用品の購入、訪問先までの交通費、専門職・スタッフの活動費など、今後の訪問ケアを継続するために大切に活用します。
これまでの活動実績|8月15日時点
- 訪問した地域:1町
- 訪問した施設:1施設
- 訪問回数:2回
- ケアを届けた人数:延べ38名
- 専門的な支援への橋渡し:9件
※同じ方に複数回ケアを行った場合は、訪問ごとに延べ人数として集計しています。
※個人が特定されないよう配慮したうえで、活動状況を報告しています。