クラウドファンディングにご協力いただいた皆さま、
こんにちは、とりくむゑメンバーの田畑です。
私は6月中旬より、とりくむゑのカウンターパートである「PUR平和センター」の職員として勤務を開始しました。日本側と現地の活動を繋ぐ役割を果たせるよう、努めてまいります。
基本的には平和センターの事務所に出勤しつつ、今後は積極的にフィールドにも出ますので、現地から定期的な活動報告をお送りさせていただく予定です。
本日は、現地から大湖地域 (特にコンゴ東部) の最新状況と皆さまから頂いた大切な資金を用いた「これからの活動計画」についてご報告させていただきます。
大湖湖地域を取り巻く状況の変化——エボラ出血熱拡大と一部活動の延期
2026年5月15日にコンゴ民主共和国政府が、エボラ出血熱のアウトブレイクを宣言して以降、コンゴ東部では深刻な感染拡大が続いています。
感染者数、死者数ともに増加傾向にあり、6月末時点でコンゴ東部における感染者数は1,333名、死者数は399名に達しています (CDC Situation Summary 2026年7月2日確認) 。

【写真1:CDC によるエボラ感染状況マップ】
現在、ルワンダ国内での感染者は確認されていませんが(*)、コンゴ東部との国境閉鎖や町中での手洗い場の設置など、さまざまな感染対策が取られています。
(* ルワンダ国境のすぐ向こう側、であるコンゴ東部北キブ州では感染が確認されている)
この予期せぬ感染拡大と移動制限等の状況は、YENA (非暴力アクションのための青少年エンパワメント事業) の活動にも影響を与えています。
特に、この夏に予定していたルワンダ・コンゴ・ブルンジ3カ国の若者たちが集う「平和キャンプ」ならびに「平和教育ワークショップ」の開催は、コンゴ東部の若者招聘の目処が立たず、一定期間【延期】することを決定いたしました。
今後はコンゴ東部のエボラ感染の状況や国境移動の緩和などを注視しながら、これらの活動の開催時期を探っていく予定です。
活動の実施と報告を待ってくださっている皆さまには大変恐縮ですが、何卒ご理解いただけますと幸いです。
今後の活動計画——「今、できること」から始める
3カ国の若者たちが物理的に一箇所に集まることが難しいからこそ、私たちは「今、できること」から進めていく予定です。
具体的には、ネクストゴールで募った資金を活用し、各地域のYENAメンバーが自国で立ち上げた平和構築プロジェクト*への支援とそのモニタリングを実施します (詳細: ネクストゴールについて) 。
*YENAメンバーが立ち上げたプロジェクト例
・ルワンダ……農村部における貧困層の若者への平和教育と生計向上プロジェクト
・ブルンジ……平和教育と環境問題に関する啓発プロジェクト
・コンゴ東部……スポーツを通した青少年平和教育プロジェクト
例えば、自ら生まれ育ったルワンダの農村部で、若者や子どもたちのために平和クラブを立ち上げ、奮闘している青年がいます (詳細: YENAメンバーの活動)。

【写真2:平和教育を村で展開するYENAメンバーの青年 <写真中央>】
すぐにキャンプの開催は難しくとも、彼のようにYENAで平和構築のスキルを学んだ3カ国の若者たちが、自らのコミュニティ内で平和を実践する活動を支えていきます。
皆さまからいただいた大切な資金は、For Goodからの入金があり次第、迅速に現地カウンターパートでYENA事業の実施母体である「ルワンダ・プロテスタント大学(PUR) 平和センター」へと送金いたします。
その後も、PUR平和センターと密に連携をとりながらプロジェクトを実施し、皆さまには毎月定期的に、こちらの活動報告ページで進捗をアップデートしてまいります。
最後に、
歴史的な分断、終わらない紛争、そして今回のエボラ感染拡大。大湖地域を生きる若者たちの日常は、常にこうした予期せぬリスクと隣り合わせです。
それでも、この厳しい状況にも屈せず、地域全体の平和を模索する若者たちの活動を共に見守っていただけますと幸いです。
そして、彼らと「友達」としてつながり、アフリカ大湖地域と日本の両方から平和の輪を広げる「とりくむゑ」のこれからの挑戦も、引き続き応援いただけますようお願い申し上げます。
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記事執筆
とりくむゑ/ PUR平和センター
田畑