ローカルベンチャーラボ事務局コーディネーターからのメッセージをお届けしていきます。3人目は、ラボの最初期から事務局をつとめている押切真千亜。
大学を卒業後、青年海外協力隊を経て10年にわたる国際協力に従事。障碍当事者のボランティア派遣、大学やNPO等の市民参加協力を担当したほか、環境保全型農業開発プロジェクトでドミニカ共和国へ赴任。その後ETIC.に参画し、震災復興リーダー支援プロジェクトで右腕派遣や日米リーダー交流等に携わり、10年前の熊本地震の際には東北の右腕の仕組みを熊本へも展開しました。
現在は島根県雲南市からリモートワークをしながら、ローカルベンチャー推進事業や地域×企業連携、副業・兼業やネイチャーポジティブ等に携わるほか、今回の熊本地震でも、中長期の復興を支えるべく、今まさに現地調査に行っています。
メッセージ
この10年を振り返ると、関わる一人ひとりがいろんな思いを持って真剣に向き合い続けてくれたからこその10年で、本当に皆さんのおかげでここまで来ることができたと実感しています。
ローカルベンチャーラボは、意志を持って動く人たちの集まりです。ラボ生もメンターもみんなが本気で参加しているからこそ、自分も本気でぶつかり、一緒に未来を創りたいと思ってきました。
一方で、コーディネーターの伴走を前提にしてしまうと、その想像力の枠の中で可能性が狭まってしまうようにも感じています。ラボに関わる人たちの顔ぶれや実践知を考えると、想像を超える偶発的な出会いや知恵や機会の分かち合い、そこから生まれる新しいことなど、もっとできることがあるはず。これまでの枠を超えた新しい取り組みを、これから皆さんと一緒につくっていきたいし、皆さんとなら必ず実現できると思っています。
私は2020年から雲南に移住しました。普段から地域の起業家たちを見ていると、お互いに知恵を出したり、出番を作ったり。時には率先して顧客になってみたりと事業や活動への応援の仕方は実にさまざまだと感じています。ラボに参加した後も、実践を重ねて力をつけた今だからこそ「コラボレーションしたら面白そう」と思えることもあるだろうし、次にチャレンジしたい人たちに何かしら機会を提供したりすることもできるかもしれません。そうやって、みんなでリソースを提供し合うことができるコミュニティに進化させられないかと思っています。そうした想いもあり、今回のクラウドファンディングでは、次世代を応援する奨学枠への支援も用意しました。
今回のクラウドファンディングには、3つの要素があります。
まずは、2月20日に開催するイベントです。学び合ったり、おせっかいしあったりする、新しいラボのコミュニティのキックオフのような場にしたいと思っています。ぜひ一緒に、このリアルな場をつくっていきたいです。
2つ目は、未来のプレイヤーを一緒に応援していくコミュニティをつくることです。
3つ目は、これまで出会ってきたラボ生の商品の魅力を届けること。ラボ生の商品には、商品そのものの魅力はもちろん、そこに込められた目的やつくり上げるまでの過程にも、素敵な物語があります。そうした魅力を、少しでも多くの人に伝えたいと思っています。
ラボに集まる人たちが取り組んでいるのは、自分自身が稼げればいいとか、有名になれたらいいとか、そうした意味合いの事業ではありません。いろんな地域の人たちとの関係性のなかで事業をつくっていて、そこに喜びを持っている人たちだからこそ、さらにもう一段階大きな、互いに学び合い、何かあったら機会を提供し合えるような、変幻自在な偶発性の高いおせっかいなコミュニティの実験場として進化させられるのではないかと思っています。
改めて、「10周年を機にラボをどう進化させていきたいか」と考えたとき、これまで関わってくださったラボ生たちの顔が浮かびました。みんなと一緒にやりたい。みんなと一緒ならできる。そう強く感じています。
ぜひ一緒に、新しいラボコミュニティをつくっていきましょう。応援どうぞよろしくお願いいたします。
ローカルベンチャーラボ 押切真千亜