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2026/5/28 15:00
旅するものづくり工房を制作中!
旅するものづくり工房を応援してくださっている皆さん、こんにちは。滑川寛です。
クラファンをスタートして、一週間。沢山の方にご支援をいただき、目標額の70%を超えることができました。本当にありがとうございます!引き続き、応援・シェアをどうぞよろしくお願いいたします!
さて、今回は、現在進めている、旅するものづくり工房の本体の設計・制作の様子をお伝えさせていただきます。
旅するものづくり工房の設計
工房の設計は、2026年3月頃から始まりました。YouTube等で、軽トラ上に作るモバイルハウスの事例を参考にし、大きさや構造を決めました。本プロジェクトで日本を周る軽トラックは、中古で購入をしたホンダ アクティです。アクティをはじめ、多くの軽トラの荷台の大きさは、だいたい縦1.9m、横1.4mほどです。そして、法律上、この荷台の上に350kgを載せることができ、左右や後ろも決まった長さはみ出すこともできます。これらの大きさや、法律に則って設計を進めます。

設計には、RhinocerosというCADソフトを使っています。僕は、学部1年から建築を学んでいますが、自分で実際に家(2畳に満たない小さな家ですが)を設計し作るのは始めてなのでワクワクです。これから置く機材類と自分の身長に合わせて、机や天井の高さを設計しました。

使っているソフト Rhinocerosのプラグインとして、Grasshopperというツールがあります。これは、プログラミングのようにコード(ブロック)を組み、形を作ったり、構造計算をしたり、、、、色々なことができるツールです。軽トラには、350kgまでしか載せられないので、重量がとても厳しいです。必要な部材の体積と比重から、工房の大体の重さを、このGrasshopperで見積もります。軽くし過ぎれば弱くなり、強くし過ぎれば重くなる、なかなか難しいですが、だいたい190kgを目指すこととしました。
軽トラックの色塗り
せっかく日本を周るなら、可愛い色の軽トラにしたい!そう思い、自分で色を塗ることにしました。僕が好きな色であり、旅するものづくり工房のテーマカラーでもある、少し赤の入った黄色(山吹色)で軽トラを塗ります。

車の塗装には、5つの工程があります。
1.洗車 車の汚れを落とします
2.足つけ #400程度の細かいやすりで車体をやすります
3.脱脂 車についた油分ややすったときのカスを落とします
4.マスキング 塗料が付いてほしくないところを養生します
5.塗装 ローラーで塗装します
なかなか難しそうに思いますが、やり始めると楽しいです。もし、お持ちの車を塗りたい!という方がいましたら笑、ぜひ呼んでください。ぜひお手伝いをさせていただきます。

街を走ると、黄色いので目立ちます。可愛い色なので、親しみを持っていただけると、とても嬉しいなと思っています。
工房のフレームを組む
いよいよ旅するものづくり工房の本体を作り始めます。
こうした軽トラ上のモバイルハウスには、アルミフレームか木造で組むか、大きく分けて二通り、の構造の作り方があります。アルミフレームの場合、軽量ですが、価格が高く、繋げるためにはコネクターが必要で、自由度はあまり高くありません。対して、木造の場合、重量は多少重くなりますが、価格が安く、ビスで固定するので、比較的自由度が高いです。今回は、室内に机や棚を自由に作りたく、木造で作ることとしました。

必要な部材数は、先ほどのGrasshopperで計算をしました。それにしても、なかなかの量です。(この写真のものに加え、壁や床になる合板、断熱のためのスタイロフォームなども購入。制作中あれが足りないとなり、ホームセンターには、数えきれないほど行っています笑)
フレームの完成には、だいたい二週間ぐらいかかりました。木を組むために、丸ノコとノミで切りかいているため、想像以上に大変でしたね。フレームができると、旅するものづくり工房の空間がなんとなく見えてくるので、とても嬉しいです。
家づくりの重要ポイント「断熱」「気密」「防水」

住宅の快適度を最も左右するのは、「断熱」でしょう。特に、太陽光の下に常にある軽トラは、車内はもちろん、工房の中も暑くなることが予想されます。もちろん、夏には小型のスポットクーラーを入れる予定ですが、それでも、断熱対策は欠かせません。そこで、住宅にも使われるスタイロフォームという断熱材を壁の中に入れます。昨今の情勢の影響で、このスタイロフォームも品薄がつづいています。ちょうど、品薄になる前に必要分を購入できたのでよかったですが、これからの家づくりは、建築業界全体大変でしょうね、、
そして、もう二点、家づくりの重要なポイントがあります。それは、「気密」と「防水」です。「気密」は空気が漏れないようにすることです。もちろん、密閉状態では、呼気等で内部が湿気てしまいカビが生えたり、空気が悪くなったりしてしまうため、換気は重要です。しかし、壁などに隙間があると、そこから冷気が漏れたり、入ったりしてしまい、せっかくの断熱の効果が薄れてしまいます。そこで、使われるのが防水気密テープです。柱の間に入れたスタイロの周りに、ピシッとこの黒いテープを貼ることで、しっかりと気密することができます。
まだ作業はできていませんが、この上から、防水透湿シートを貼ります。これを貼ることで、万が一外側の屋根や壁から雨水が入っても、室内に水が入ることを防ぐことができます。
こうした作業は、実際の家づくりでもほぼ同じです。授業や資料等では見たことがありましたが、実際に使ってみたのは初めて。快適な空間が作れますように!
自由に木を切れる機械ShopBotで壁作り
旅するものづくり工房の内装工事も進んでおります。私が通っている慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス(SFC)には、合板を自由に切ってくれるとても便利な機械 ShopBotがあります。今回も、CADで作った通りに、この機械で壁を切りました。壁を切って、貼ると、急に部屋っぽくなりますね。壁の色は白色に塗ることとしました。とある住宅メーカーの研究では、視界の30%が木だと最も安心するそうです。そのため、床と天井だけは、合板の木目を残し、壁は塗るということとしました。

この工房は、工房でありながら、僕の生活環境でもあります。どのように機材や道具を配置し、そして、生活もできるようにするか、棚や机の大きさ、配置は、とても検討しました。(実際に作って使ってみないと分からないことも多くドキドキですが、、)工房の前後は大きな固定された机とし、真ん中部分には床を残しています。寝る時には、真ん中の部分にも板を敷き、机の上で寝る。そのような仕組みを考えています。床下に収納を作れると、寝る時はものを移動してみたいなことができ、快適かなと思っています。

オフグリットな電気設備

旅するものづくり工房は、電気も、地域のインフラに依存せず独立することを目指しています。そこで、ソーラーパネルと走行充電(車はエンジンを回すことで、発電機を動かし、電気を作っています。その電気を少し車から分けてもらいます。)によって、電気を生み出し、工房内のバッテリーにためます。まだまだ、ソーラーやバッテリーなどは載せられていませんが、工房内の配線などは、着々と進んでいます。
完成をお楽しみに!
残りの作業は、防水シートと外壁を貼ること、天井を貼ること、ソーラーなどの電気設備の設置などです。完成がいよいよ近づいてきました!
完成しましたら、ぜひどこかで、お披露目会をしたいと思っております。ぜひ、完成、そして、今後の旅するものづくり工房の旅も、楽しみにしていただけると嬉しいです。今後とも、応援をどうぞよろしくお願いいたします。
制作の様子などは、各種SNSでも発信をしていますので、もしよろしければ、ぜひご覧ください!
https://www.youtube.com/@tabisuru_lab
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