パレスチナ支援
映画ノーアザーランドの舞台!占領や入植被害が深刻なマサーフェルヤッタを支援したい
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2026/3/29 12:00
マサーフェル・ヤッタからの手紙【Vol.1】
皆さん、こんにちは!ドキュメンタリー写真家の森佑一です。
今年2月28日、アメリカとイスラエルによるイランへの軍事攻撃を行いました。それに対しイランは反撃を開始。現在も双方の攻撃の応酬が続いており、中東全体の情勢が不安定化しています。それに伴い、原油輸送の要衝であるホルムズ海峡が封鎖され、世界経済にも大きな影響が出ています。
そんな最中、ヨルダン川西岸南部のマサーフェル・ヤッタでは、イスラエル軍やイスラエル人入植者による現地パレスチナ人に対する嫌がらせや暴力、家屋破壊などの被害が依然として日夜発生しています。
昨年7月から9月にかけて実施したクラウドファンディングでは、皆様より総額90万円弱の寄付を頂戴し、現地で支援活動を行っているイスラエル人グループ「ピースベアラー(Peace Bearer)」に送金しました。ご支援誠にありがとうございました。
その後、彼らの支援活動の状況についてお知らせできていなかったのですが、ピースベアラーのイヤール・シャニさんが、時折現地での活動記録を送ってくださるので、そちらを翻訳、編集して皆さんに紹介していこうと思います。
マサーフェル・ヤッタで深刻化する占領や入植被害に遭っている人々を支援するため、彼らも活動資金を常に必要としています。ピースベアラーのクラウドファンディングサイトへの直接寄付や記事のシェアなどで是非応援よろしくお願いします!
以下、2026年1月31日にイヤールさんから頂いたメッセージの翻訳です。
3段階で進む悲劇
1:プレゼンス
月曜日、ピースベアラーのメンバー6名がマサーフェル・ヤッタに到着しました。その後、私たちは3つの場所に分かれて、「プロテクティブ・プレゼンス」の活動を実施しました。これは私たちがこれまで実施してきた中で最も広範囲に渡るものでした。
(プロテクティブ・プレゼンスとは、イスラエル人や海外の活動家たちが被害に遭っているパレスチナ人コミュニティに滞在することで、イスラエル軍やイスラエル人入植者による嫌がらせや暴力を抑止しようとする取り組み)
パレスチナ人宅を訪問して話を聞くイスラエル人とパレスチナ人活動家。プロテクティブ・プレゼンスは長年非暴力で続けられている=2025年1月 ヨルダン川西岸 マサーフェル・ヤッタ
2:夢
朝、私たちは皆、ハラワ村に集まった。ピースベアラーのメンバーであるイスラエル人6人とパレスチナ人2人で共に過ごし、今後の活動を計画するためだ。
私たちはこの集まりを喜んでいた。厳しい時期にあっても、私たちは一年以上連絡を取りあってきたことで、共通の活動を超えた友情を築くことができました。そこにはどこか自然な雰囲気があり、それぞれの国のアイデンティティがわずかに(あるいは大きく)溶け合っていた。
私たちは数日間、プロテクティブ・プレゼンスの活動で訪れる人々のために、この場所をいかにしてより居心地の良い空間にできるかを想像し、私たちを歓迎してくれたホストファミリーが用意してくれたご馳走を囲んで食事を共にしました。
そこから車で「レヴ・ハミドバル(砂漠の心臓)」へと向かった。そこは、最近(イスラエル当局より)解体命令を受けたパレスチナ人活動家のテントキャンプだ。そこでも私たちは、その場所に秘められた可能性を認め、そこで開催できるワークショップを想像し始めた。
そこから車でトゥウェニ村へ向かい、現在はほとんどがゴミで埋め尽くされている土地に、私たちが作りたい遊び場を構想しました。その後、資金調達の方法、推進したい活動、イスラエル人とパレスチナ人がどのように協力できるかなど、組織的な活動について話し合いました。こうしてその日を終え、15時30分頃、私たち(イスラエル人)は満足感に満ちて帰路につきました。
3:急変
私たちのほとんどが帰宅途中だった頃、グループチャットに報告が次々と入り始めた。入植者たちがハラワ村に現れ始めたということでした。続いてファヒート村にも。
その後、ファヒート村で大規模な家畜の盗難が発生したという報告と、火災の映像が届きました。さらに、親しいパレスチナ人の友人が襲撃され重傷を負ったという知らせが入り、イスラエル軍が現場にいながらそれを防ぐための何の措置も取らなかった(良くて何もしない)ことがわかりました。その夜、長い時間、被害に遭った友人と連絡が取れず、誰も安眠できませんでした・・・
そして疑問が浮かびます。これからどうなるのでしょうか?私たちが思い描いていたことの全てが、実現することなく消え去ってしまうのでしょうか?破壊の力は、愛と友情の力よりも強いのでしょうか?
火曜日の事件以来、私たちは休むことなく活動してきました。友人たちを支え、現地へ赴いて被害に遭った人々と会い、警察に被害届を提出し、メディアに事件を報じ、そして何より、彼らと共にいました。
分断の力が、共に生きる暮らしを破壊することを許しません。これが私たちの選択です。この地で、私たち全員が尊厳を持ち、共に生きるために行動すること。それは私たちの活動の始まりであり、終わりでもあります。
追伸
動画に映っているのは、数ヶ月前に入植者に撃たれ、片足を失った私たちのパレスチナ人の友人、シェイク・サイードさんです。彼は最近、再び歩き始めました。彼は回復は可能だということを思い出させてくれる存在です。
私たちの活動を継続させるためのご寄付を心より感謝申し上げます。また、この情報をぜひシェアしてください。どうぞよろしくお願い致します。
ピースベアラー(平和を運ぶ者)
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